評伝西脇順三郎

評伝西脇順三郎

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出版社
慶應義塾大学出版会
著者名
新倉俊一(アメリカ文学)
価格
3,300円(本体3,000円+税)
発行年月
2004年11月
判型
B6
ISBN
9784766411140

日本の近・現代詩に、その豊饒な言語的感覚をもって衝撃を与え、いまだに多くの愛読者をもつ西脇順三郎の本格的評伝です。著者は西脇順三郎に私淑して、三十年あまり詩、絵画、散文、文学論について親しく質疑を繰り返し研究してきました。作品と実生活とを見据え、西脇の内面の肖像を丹念に描いている西脇伝記の決定版です。 新潟県小千谷で過した幼少の頃、ラテン語で書いた卒業論文、初期詩集『アムバルワリア』での鮮烈な詩壇デビュー、かつて画家を目指したこと、ノーベル文学賞の候補、晩年のギリシア語と漢語の比較研究など、西脇の詩の世界、現実の世界を絡め合わせて、詩人の心象風景を豊かに表現しています。 カバー・表紙には、西脇順三郎の描いた絵・イラストを用い、巻頭に口絵(モノクロ十六頁)、巻末に著者作成の年譜と主要参考文献を収載しています。

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