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高性能プラスチックであるエンジニアリングプラスチック(以下、エンプラと略記)の歴史は1956年のポリアセタールの登場によって始まった。その後、耐熱性の高い各種のエンプラが創出されると同時に、用途に合わせた材料の多様化、機能付与を目的にガラス繊維や炭素繊維などによる複合化、2種以上のポリマーを組み合わせることによって単一のポリマーでは得られない特性を有するポリマーアロイ技術や成形加工技術が進歩してきた。これらの技術によって、エンプラは自動車、電気・電子やその他の産業における多くの市場を創出してきた。近年の精密重合、高次構造制御技術によりこれらエンプラは更に高性能化することが期待されている。
そこで代表的なエンプラの概要と最新技術についてできるだけ平易にまとめた.本書によって、エンプラに携わる方々のみならず、他分野の材料に携わる方々にもエンプラに対する理解と高分子材料に対する興味が少しでも深まれば幸いである。
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