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鈴木大拙(1870-1966年)は、『禅と日本文化』、『日本的霊性』をはじめ、数多くの名著を遺した世界的な仏教学者であり、同時にすぐれた実地躬行の宗教家でありました。禅仏教、浄土思想、広くは東洋思想の特質を解明し、現代人の思想と生活の中に仏教の真理を根づかせるために、世界各地でほとんど席の暖まる暇もないほど、講義・講演の徳化の活動を続け、96歳の生涯を終えました。
21世紀を迎えた今日、思想状況が混沌を加え、文明の諸矛盾が深刻化する現状にあって、ひとは、仏教の開示する世界の大きさに改めて気づくでありましょう。大拙ほど現代人に根底的な影響を与えた独自の思想家を他に見出すことはできないでしょう。没後40年、この偉大なる仏教哲学者は、さらに多くの読者に迎えられることと信じております
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