取り寄せ不可
著者は、武蔵野音楽大学卒業後、パリ国際音楽療法センターにてフランス音楽療法士の資格を取得。その後、パレスチナ・ガザ地区で音楽療法士として働く。そこで、インティファーダが生まれざるをえない日常を肌で感じるのだった。「……アメリカで同時多発テロが起きてからというもの、世界では反アラブ感情が高まっている。そんな中で、わたしにできることは、〈素顔のパレスチナ〉を紹介し、ガザ地区で起こったさまざまな《不正》を人々に伝えることだと思い、ペンをとった。これが、今の微力なわたしにできる唯一のことである」(「エピローグ」より)。パレスチナ人である〈彼〉のやさしくて深い眼差し……。日々、危険度を増していったガザ地区で育んだふたりの恋は、決して実らぬことを運命づけられていた。20代の日本人女性が、約2年間の滞在をとおして生活をともにしたパレスチナの人々との《心》の交流を活写する!
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