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《講談社 地図帳シリーズ》
【ミクロの視点からみた人体器官のしくみと働き】
虫めがねのレベルから電子顕微鏡のレベルまで、
人体器官の複雑で美しい微細構造が一目でわかる。
ミクロ解剖学の決定版。
《本書のおもな内容》
1 器官を構成する細胞と組織
・細胞/上皮/結合組織/軟骨/骨
/筋組織/神経組織/血液/造血と骨髄
2 器官の構造と機能
・血管/扁桃/胸腺/リンパ管とリンパ節
/脾臓/喉頭、気管,気管支/肺/唇と歯
/舌/唾液腺/消化管/胃/腸/肝臓と胆嚢
/膵臓/松果体/下垂体/甲状腺/副腎/腎臓
/尿管と膀胱/前立腺/精巣と精巣上体/卵巣と卵管
/子宮と胎盤/鼻/眼/耳/皮膚
《なぜイラストレーションなのか?》
私たちのからだは小宇宙である。
60兆もの細胞が美しい秩序にしたがって集合し組織や器官をつくり、
たがいにコミュニケーションをとりながら、
混沌のなかにも無数の化学反応を整然と進行させている。
細胞はさらに小さな単位、細胞小器官を擁し、
そこでは信じがたいような見事な機構が働いている。
本書は、
この細胞や器官の構造と機能をイラストレーションで表したものである。
顕微鏡写真は複雑な構造体を忠実に写しだすが、
慣れない人には〈肝心なことはなにか〉がかえってつかみにくく、
写しだされたものからなにを選択し、抽出すればよいか戸惑うだろう。
最近では新しい顕微鏡がつぎつぎと開発され、
さまざまな解析手段が長足の進歩を遂げている。
しかし、
そこから得られる豊富な知見を組みあわせて全体像を構築することは、
ますますむずかしくなってきた。
知識の統合によるイマジネーションを一挙に表現するには、
イラストレーションをおいてほかにあるまい。
(「はじめに」より)
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