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高等植物の形態を決定する基本的な遺伝機構を調べる研究は、シロイヌナズナやイネなどのモデル植物を用いることによって急速に発展している。2000年末にはシロイヌナズナの全ゲノム配列が決定され、また2002年にはイネゲノムのドラフト配列が決定された。こういった中、研究のための環境も整えられ、植物を用いた分子遺伝学的解析が進められている。
本書は、モデル植物の研究の歴史と現状からはじまり、植物の各器官の形態形成、組織の形成や細胞の分裂・伸長・分化、その分化を促すシグナル伝達系、植物の形態とオルガネラの形成について、現在わが国の第一線で活躍している研究者が、それぞれの実験系を駆使して行った研究の最新情報を提供するとともに国際的な研究の現状をも捉えることができる最良の書である。
(「蛋白質 核酸 酵素」臨時増刊を単行本に改装発行)
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