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本書は、ギブソンの生態学的心理学に見出せる独自の認識論(直接知覚論)、存在論、行為論などを明らかにし、それらを「生態学的立場の哲学」として提唱するものである。20世紀後半の心理学は、行動主義から認知主義へ転換したといわれる。今盛んな認知科学などは認知主義に基づいている。本書でのギブソンの評価は、この認知主義をも批判する更にラディカルなものであり、認知科学の第三世代と呼ばれる最先端の潮流と結びついている。全五章のうち前半三章でギブソンの仕事を解説し、後半二章で志向性、自己というテーマを解明している。
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