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2002年4月に逝去した詩人・評論家、安東次男の主著である、1962年読売文学賞受賞作を復刊(〔転換期を読む〕シリーズ9)。安東氏が日本の古典詩歌に積極的に介入する端緒となった本書には、既存の蕪村解釈を覆し再評価の火を点した与謝蕪村論、江戸期の俳人と日本近代詩をつなぐ線を措定する「伝統詩と近代詩」をはじめ、仏文学者として見せたユニークな切り口のランボー論(「年金生活者の思想」)、ボードレール論(「純粋アラベスク」)など、安東次男の多岐にわたる代表的な論考を収録。口絵多数。
目次
I
蕪村
「初春」の一句
道草
「澱河歌」の周辺
蕪村三題
一 うずみ残して
二 雨の詩
三 字を探る
芭蕉
魚目
孤独について(一)
孤独について(二)
II
ランボー
年金生活者の思想――あるいは永遠について
ボードレール
純粋アラベスク
ルドン
或る芸術について
III
現代芸術への一視点――ダダ、シュルレアリスムの流れの中で
或る鑑賞
伝統詩と近代詩
あとがき
解説(粟津則雄)
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