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1984年、出雲の弥生中期の遺跡神庭荒神谷(かんばこうじんだに)から大量の青銅器が発掘され、世間の耳目を聳動(しょうどう)させた。銅剣358本、銅鐸6個、銅矛16本、初の同時出土。古代の出雲には、どのような勢力が存在したのか。大和や吉備との関係は、どのようなものであったのか。考古学上の新発見と数多くの論考・新説を検討し直し、著者独自の視点から、鮮明な古代出雲像を提示する。
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