取り寄せ不可
犬を愛するすべての人へ贈ります。 日本の北欧、東北でスローライフをおくる老人と犬とその家族の物語。長年勤めた会社を退職後、天然記念物の秋田犬を育てるために山奥に引っ越した守衛さん。道をつくり、家を建て、湧き水を引き、秋田犬を伴い猟をする。気持ちいい程身勝手だけれど、人望厚い「ニッポンの親父」が読む人みんなを明るくする(過去60年間の『秋田犬アルバム』付)。
[澤田石守衛のプロフィール]
1916年、秋田県五城目町生まれ。理想の秋田犬を育てるために栗駒山で暮らす。
全国的な名犬を多数世に出し、秋田犬を使ってクマ撃ちをした最後の人として知られる。
澤田石守衛87歳。表紙の笑顔そのまま、矍鑠という言葉がぴったりの元気なおじいさんである。彼が、北国の水力発電所の所長を務めつつ、故郷ゆかりの秋田犬を育てる悲喜こもごもの半生をまとめた一冊。爽快なのは、この老人が実に自分勝手な人生を送っているということだ。好きなものには一直線、人を喜ばせることと美味しいものが大好き。しかし、家族や周りの思惑なんてどこ吹く風、やりたいことしかやっていない。周囲は呆れつつも、いつしかそのパワーに巻き込まれてしまう・・・というお決まりのパターンであるが、彼のチャーミングな人柄と秋田犬に注ぐ情熱、北国のド田舎ならではの工夫が面白く、聞き書きという手法も手伝ってか、224ページはあっという間。おじいちゃんの茶の間で昔話を聞いているようなムードでするすると読み進め、読後は何だか明るい気分になってくる。『いつまでも元気でいるコツ』を知りたければ、健康法に凝る前に、まずは一読を!
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。