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ドイツ社会経済史研究の第一人者である著者が、自らの学究人生を振り返り、比較社会史研究や経済学研究の道程を語る。京都大学停年退官記念講義「比較社会史への道」を枕に、河上肇について、「ユダヤ人問題」やホロコーストについて、ドイツ・ファシズムや反体制運動について縦横に論じつつ、時に先達や学友への回想を交えながら、困難な時代の日本における研究者のあり方を証言する一冊。
目次
第一部 社会史の研究
比較社会史への道
ヴェーラー『ドイツ帝国』をめぐる争点
文化的伝統と「ユダヤ人問題」
ユダヤ人問題の社会史
ホロコースト研究史の一断面
ウェーバー・ルネサンス
過ぎ去ろうとしない過去
ハンス・ローゼンベルク先生追悼
トリアーへの旅
ミュンヒェンの反体制運動
ビヒモス――ナチ・レジームの性格
山口和男さんの思い出
安藤英治さんを悼む
田中真晴さんとマックス・ウェーバー
人間のなかのX
第二部 河上肇とその時代
初期河上の経済学研究
河上肇の社会主義評論
「千山萬嶽樓主人」の雅号
河上肇の「非社会主義論」
初期河上における比較の視座
初期河上における経済政策論――輸入米課税論争をめぐって
河上肇と『日本経済新誌』
河上肇の京大辞職
河上肇に関する最近の文献
杉原四郎・一海知義『河上肇 学問と詩』
想い出・断片
河上肇先生と山田盛太郎先生
内田義彦さんと私
野辺山の鈴木圭介先生
経済学部創立七十周年によせて
私と経済学部
一断片
河上肇先生と蜷川虎三先生
グリークラブの思い出
伊良湖岬と木戸孝文君
芦津丈夫さんの思い出
あとがき
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