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過去10年ほどの間に急速に展開を始めた「進化ゲーム」と呼ばれるゲーム理論の分析手法を、認知・行動科学への応用可能性を中心にさまざまな観点から論じたものである。「進化ゲーム」とは何か、無限の情報処理能力をもつ「超合理的な行為者」を仮定する古典的ゲーム理論とは異なり、もっと生物学的な着想をとる分析手法と大雑把に理解できよう。生物学的な進化と同じく、たとえ当の行為者の情報処理能力は限られていても、他と比べて相対的に役立つ認知・行動の仕方は存続しやすく、集団の中に広がりやすいという着想が進化ゲームの基本的な考え方である。本書は、「認知科学」Vol.6、No.2の特集「ゲームと社会的相互交渉」をもとに編集した。
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