取り寄せ不可
韓国に生まれた著者は、渡日3年後の1945年、23歳の時に草津の栗生楽泉園に入園。ふたりの子供との別れ。肢体障害。失明。苦しみばかりの毎日から、言葉を紡ぎだしはじめたのは49歳の時だった。生前に残した3冊の著作を娘の手により再編集。
異国語(日本語)で口述する彼女の詩が、どれほど豊かな情感に支えられているか、読者は驚きをもって確かめうるだろう。(大岡信)
朝鮮海峡を越えてはるかに遠い故郷から、日本の山深い草津の地まで歩んだライの歴史が、わたしの目の前にいる。彼女の熱い望郷の心をこめた詩のなかに、すべてが秘められている。これはいままで誰にも語ることのなかった、たった一人のかぼそい、そしてはげしいアリランの歌だ。(村松武司)
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