日本のユダヤ人政策1931ー1945

日本のユダヤ人政策1931ー1945

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出版社
未来社
著者名
阪東宏
価格
5,280円(本体4,800円+税)
発行年月
2002年5月
判型
B6
ISBN
9784624111854

日本はナチス・ドイツによるユダヤ人迫害・絶滅に無縁なのか。外務省外交史料館保存の公文書「民族問題関係雑件 ユダヤ人問題」はじめ厖大な関係資料を綿密に読み解き、大戦時における日本政府・軍のユダヤ人政策を検証。枢軸国ドイツへの幇助の実態が浮彫りになる。近衛外相の訓令「猶太(ユダヤ)避難民ノ入国ニ関スル件」ほか重要史料16点を付す。

目次


 はしがき
 利用した史料
 凡例

第一章 前史 両大戦間期における日本のユダヤ人問題(一九二〇-一九三七)
 第一節 欧米の反ユダヤ思想の受容
 第二節 ロシア・ソ連邦における経験
 第三節 極東におけるユダヤ人団体との関係

第二章 ドイツ、オーストリア、イタリアにおける反ユダヤ人政策と日本の対応
                                  (一九三三-一九三九)
 第一節 ドイツ・オーストリアの場合
 第二節 ドイツの支配地域およびイタリアの状況
 第三節 日本におけるユダヤ人対策と欧米諸国の反応

第三章 ドイツのポーランド侵略から独ソ戦に至る時期(一九三九-一九四二)
 第一節 独ソ間諸国の在外公館・武官配置
 第二節 在カウナス領事代理 杉原千畝による日本通過ヴィザ大量発給とその波紋

第四章 ユダヤ避難民の極東来航と日本の対策
 第一節 極東への来航と日本政府・軍の対応
 第二節 上海およびマニラにおけるユダヤ避難民対策
 第三節 一九三九年夏以降のユダヤ避難民の上海渡航制限の強化
 第四節 「応急対策」以降の上海ユダヤ人社会
 第五節 「応急対策」以後のユダヤ避難民対策
 第六節 独ソ戦およ 8、陸軍歩兵大佐 安江仙弘、海軍大佐 犬塚惟重、領事 石黒四郎「上海ニ於ケル猶太関
   係調査合同報告」(一九三九.七.七)
 9、[外務省調査課]「猶太避難民収容問題ニ関スル件」(一九三九.一二.二六)
 10、回教及猶太問題委員会常任幹事「猶太問題委員会幹事会議事経過ニ関スル件」
   (一九四〇.一.二六)
 11、在上海日本総領事館調査部特別調査班「猶太避難民収容地区ノタメノ所要面積推定」
   (一九四〇.五)
 12、[外務省東亜局]「帝国ノ自給経済確立ノ為在上海「サッスーン」財閥利用ニ関スル件」
   (一九四〇.七.一)
 13、松岡外務大臣と在カウナス領事代理 杉原との間の通信から
   (一九四〇.八.一六-一九四〇.九.三)
 14、松岡外務大臣の訓令「外国避難民ニ対スル査証取扱方ニ関スル件」
   (米三機密合 第一二七九号、一九四〇.一〇.一〇)
 15、[外務省]「時局ニ伴フ猶太人対策」(一九四二.三.一三)
 16、在上海総領事 矢野征記から大東亜大臣 青木一男への報告(一九四三.二.九)

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