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沖縄にとって日本とは何か、そして日本にとって沖縄とは何か--今年5月の「沖縄返還」30周年を機に、日本近代における国民的アイデンティティ形成の過程において「沖縄」「琉球」の記憶=イメージがどのように動員されたのか、ポストコロニアル状況のエッジとしての沖縄から考える論集。村井紀、師玉真理、藤井貞和、太田好信、宮城公子、屋嘉比収、J・ブロック、尾形希和子他。
目次
まえがき
第1部
○「原日本」と「ヤポネシア」のはざまで――谷川健一編『叢書・わが沖縄』の提起したもの―― 上村忠男
○「日本民俗学」・ファシズム・植民地主義 村井 紀
1 はじめに
2 「転向」と「日本民俗学」
3 折口信夫と「南島」
4 島尾敏雄・谷川健一の「南島」
5 消された「南島」
6 おわりに
○[世界人類が平和でありますように]2 藤井貞和
○倫理性を支えるベクトル 師玉真理
第2部
○沖縄発「土着コスモポリタニズム」の可能性 太田好信
一 はじめに、あるいは歴史のモンタージュについて
二 伊波のコスモポリタニズム
三 「近代の犠牲者」からみたコスモポリタニズム
四 おわりに、あるいは「新知識人」としての伊波
○語られる「沖縄」――外部と内部から―― 宮城公子
1.はじめに
2.「西洋」の視線
3.「人類館」
4.「琉球女」の位相
5.結論的に
○歴史を眼差す位置――「命どぅ宝」という言葉の発見―― 屋嘉比収
はじめに
一 平和の礎でのクリントン演説
二 「命どぅ宝」 結びにかえて
第3部
○沖縄――記憶と映像 仲里効+港千尋+西谷修+上村忠男
○オキナワ、わが愛――沖縄戦に対するフランス人監督の一視点―― ジュリー・ブロック 【訳】橋本一径
○「他者」との出会いと新しい語りの可能性――クリス・マルケル『レヴェル5』沖縄上映会が意味するもの―― 尾形希和子
1 はじめに
2 上映会の概要
3 参加者の反応
4 新しい語りの可能性
5 おわりに
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