取り寄せ不可
〈文学〉の不可視の〈境界域〉の検証!
─────T・S・エリオット、ノースロプ・フライ、C・S・ルイス、グレアム・グリーン、ジョン・シルキン、スティーヴン・マークス、そしてエッセーと書評。ヴァラエティーに富む“隠し味”の評論集。
──T・S・エリオットに多くのページをあてがったが、エリオットの作品世界が私にとってもいまだに不分明のところが多いということである。このことは、無様なジグザグの記述の形によく現われていると思う。エリオットのこういった局面への、このような様態を取ることへの私のこだわりは、我が国におけるエリオット学への反発からも来ている。その点では、その他の文章も多かれ少なかれ、現在までの文学研究や文学批評に見て取れる楽天性への不満が書かせたものであるとも、言えるような気がする。(「あとがき」より)
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