梅原猛著作集 3

海人と天皇

梅原猛著作集

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出版社
小学館
著者名
梅原猛
価格
4,180円(本体3,800円+税)
発行年月
2002年2月
判型
A5
ISBN
9784096771037

日本の天皇制を方向づけた古代象徴天皇制の本質を考える。

日本を創った聖徳太子の理想は、わが国を律令国家にすることであったが、それを完成させたのは藤原不比等である。推古帝から孝謙帝にいたるまで、八代六人の女帝を輩出したが、この女帝の時代に、不比等は着々と天皇を象徴的権威者に封じ込め、太政官、すなわち藤原氏に権力を集中させるという律令を整えていった。この遠大な不比等の野望を明らかにするとともに、その後の日本の天皇制を方向づけた古代象徴天皇制の本質を考える。

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