ラヴローフのナロードニキ主義歴史哲学

ラヴローフのナロードニキ主義歴史哲学

取り寄せ不可

出版社
彩流社
著者名
佐々木照央
価格
9,350円(本体8,500円+税)
発行年月
2001年11月
判型
A5
ISBN
9784882027225

“もう一つのロシア思想史”!

ロシア貴族から生まれた民衆救済思想は自己改革の哲学でもあった。ニヒリズムに抗したナロードニキ・ラヴローフの世界観と革命思想を、未公刊資料を多用しながら「人民の中へ」運動盛衰史のなかに位置づけ直す労作。



 収録内容

  誕生と成長(1823~1852)

  クリミア戦争から農奴解放前までの思想的進化(1852~1860)

  大改革期の哲学論争─出世作『人格論』をめぐる余計者論争

  60年代大改革期の社会運動への参加(1860~1869)

  代表作『歴史書簡』における歴史哲学

  亡命とパリ・コンミュン体験(1870~1871)

  『前進!』誌発行にいたる過程(1872~1873)

  ヴ・ナロードと革命戦術論争(1873~1877)

  民族と宗教の問題への『前進!』の基本的態度

  パリでの活動(1877~1879)

  「人民の意志」党と「チョールヌィ・ペレデル」の狭間で(1880~1882)

  「人民の意志」党支援と自由主義批判(1882~1900)

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