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アイルランドの彩色写本『ケルズの書』などにに象徴されるケルト的想像力の展開!
仮面理論の形成過程にニーチェ的悲劇の概念とケルト的感性を結びつけた想像力を読み、1章において、その根底にあるアイルランドの装飾芸術を手がかりにイェイツの言う〈ビザンティウム〉の謎を解いていく。2章では、仮面劇復興を実証的に追い、G・クレイグや日本の能との関係を再考察し、3章ではニーチェの影響以前に仮面と言う用語を使っていたことを指摘、4章でニーチェとは異なるイェイツ的仮面の特質を述べる。5章では、仮面の思考が作品の中でどう具体的に展開されているかを見、〈存在の統一性〉という通説のイェイツの思考とは対極にあることをケルト的想像力の特徴として説き明かす。6章はイェイツのもっとも重要な仮面であるクフーリンと復活祭蜂起のに関する考察。不屈のアイルランド精神の象徴としてのクフーリン像に見たものは?新しいイェイツ像への招待。
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