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著者 自身が愛着をもち学界からも刊行の待たれた論文集 (第一部 ウェーバー研究の諸論点、 第二部 経済思想史論考)。 第一部はウェーバーの方法論、農政論、ロシア論、貨幣論についての開拓者的研究。 第二部は 「貨幣生成の論理」、 「ヒュームの死とスミス」等。 著者の学問、思想、人柄にふれた田中秀夫氏の一文を付。
目次
第一部 ウェーバー研究の諸論点
第一章 因果性問題を中心とするウェーバー方法論の研究
第二章 マックス・ウェーバーにおける農政論の構造
第三章 ウェーバーのロシア論研究序説
第四章 マックス・ウェーバーの貨幣論新資料
──ウェーバーのクナップ宛、一九〇六年七月二一日付書簡──
第五章 ウェーバーの貨幣論
第二部 経済思想史論考
第一章 貨幣生成の論理
第二章 ヒュームの死とスミス
第三章 一八九〇年代初頭の経済学会──イギリス──
第四章 社会主義像と思想の問題
付・書評三篇
1 内田義彦編『古典経済学研究』上巻
2 新しいマルクス伝を読む
3 杉山忠平編『自由貿易と保護主義──その歴史的展望──』
あとがき
田中真晴先生の学問、思想と人柄──解説に代えて(田中秀夫)
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