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美術、 音楽、 文学から哲学にいたる一大文化が花開いた世紀末の芸術都市でありながら、 個人の自由と社会的共同性の両立という、 西洋市民社会のルールが現実に浸透している街、 ウィーン。 著者は在外研究でのウィーン滞在を契機に、 個性を重視するオーストリアの高等教育のあり方を日本と比較して論じ、 一方でフロイト、 ウィトゲンシュタインや論理実証主義に見られる、 オーストリア哲学の独自性を探究する。
目次
まえがき
I ウィーンの生活と文化を哲学する
第1章 ウィーンとオーストリアの歴史と国民性──紹介
第2章 世紀転換期の思想と文化──なぜ、いま「ウィーン世紀末」なのか?
第3章 ウィーンにおける私の「宗教体験」
II オーストリアの教育と「哲学すること」
第4章 徹底してフィロゾフィーレンせよ!──オーストリアの哲学教育の方針について
附録1 ウィーンのギムナジウム体験
第5章 日本の指導要領はどうなっているのか?
──日本とオーストリアの教育方針の比較・検討
附録2 ギムナジウムの哲学教師たちの回答と意見
附録3 親は教師の共同のパートナーである
III 「オーストリア哲学」の可能性
第6章 なぜ、いま「オーストリア哲学」なのか
第7章 「オーストリア哲学」の独自性の探求──「ドイツ哲学」に抗して
第8章 ウィトゲンシュタインとウィーン世紀末
あとがき・文献表
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