中世和歌集
取り寄せ不可
歌でよむ、激動の中世。数々の動乱の陰に咲いた和歌文学の花。
今から八百年前、『千載和歌集』『新古今和歌集』の登場によって、時代は「中世の春」(風巻景次郎)と呼ばれる和歌文学全盛の世を迎えました。それから四百年間、表舞台たる政治の世界は相次ぐ動乱の波にさらされます。源平の戦い、南北朝の動乱、戦国時代……。 歌人たちは、厳しい現実を時には直視し胸をえぐるような歌へと結実させ、時には現実逃避して王朝的雅びに満ちた薫り高い歌を創出しました。その中から時代を代表する十三作品を収録したのが本書です。西行が晩年、生涯の歌から秀歌を自撰した『御裳濯河歌合』、実朝の孤愁が胸を打つ『金■和歌集』、京極派和歌の華『玉葉和歌集』、後醍醐天皇ほかの『新葉和歌集』など、これ一冊で、中世和歌史をたどることができます。
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