近松門左衛門集
取り寄せ不可
波瀾万丈のドラマに武士精神の壮絶美を謳う時代浄瑠璃の傑作選
近松といえば当時の現代劇である世話物が人気がありますが、彼は一方で時代物(=時代劇)をその三倍も書いています。起伏に富んだストーリーを緊密な構成と凝った文辞で展開し、大掛かりな仕掛けで楽しませてくれるものでした。世話物をみごとに映画化した篠田正浩氏も、近松の真骨頂は時代物作品の内にあると喝破しています。 ここでは時代物の代表作を選びました。平家物語や曾我物など先行作品に依拠しつつ、独自の人間ドラマを描いた「出世景清」「曾我会稽山」「平家女護島」、日中にわたる雄渾なスケールが大評判となった「国性爺合戦」、古代の宗教戦争を活写した「用明天皇職人鑑」、お家騒動に絡めて権力と芸術の戦いを描く「けいせい反魂香」の六作です。
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