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──「冷戦後、 東欧世界の一部はいわば過去の遺産となってしまった」──
両大戦下にユーゴスラヴィアのモスタルで生まれ、 現在コレージュ・ド・フランス、 ローマ大学で教鞭をとる、 スラヴ圏を代表する亡命知識人が、 「旧ユーゴ」、 「旧ソ連」、 「旧共産主義圏」 と呼ばれ、冷戦の終わった90年代以後、旧体制と新体制のはざまで深刻なアイデンティティ危機に陥っている 「旧東欧世界」 の行方を、 民衆の来歴や歴史的証言を織りまぜつつ批判的に模索する、 痛切な省察の書。
目次
第1部 「旧」世界
1 「旧」という呼び名
2 旧共産主義者
3 かつての反体制派
4 瓦礫の下の紋切型
5 中央ヨーロッパの幻想
6 民族文化と国家イデオロギー
7 戦争と記憶
8 悲嘆に暮れる地中海
第2部 私の属するこの「旧」世界
1 筏の上で──告白
2 冷戦と雪解け
3 架け橋
4 レジスタンス──ドゴール、チトーと私たち
5 自主管理
6 地中海の黄昏
7 サラエヴォ──千一夜後
8 モスタル──彼らは橋を落とした
あとがき
プレドラグ・マトヴェイェーヴィチ──稀有のヨーロッパ市民
ロベール・ブレション
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