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長い中世の歴史上に花ひらいたルネサンス文化のなかで花づなのようにない交ぜられた踊りと音楽のさまざまな姿。生活に繋がり人生の折ふしに関わった踊りと当時の美術・建築や舞踊家の手稿本・舞踏譜の解釈を通して再構成する。古雅な舞曲とともに踊る宮廷舞踊の模様など、フィレンツェ、マントヴァ、ミラノへと古典以前の原書の踊りをたずねる旅。図版多数。
目次
はじめに──ルネサンス舞踊への誘い
I フェッラーラの風
1 フェッラーラへ
・レオネッロ・デステとドメニコ
2 ドメニコの手稿本
・エステ家の別荘
・バロのステップと速度
・「枝の日曜日」に
II アドリア海のほとり
1 舞踊家グリエルモ・エブレオの手稿本
・ペーザロ、夏の光に
・舞踊を楽しんだルクレツィア・ボルジア
・グリエルモの研究会で
2 ウルビーノ、爽涼
・ウルビーノ宮殿
・カスティリオーネの『宮廷人』から
III トスカーナの丘で
1 シエナの輪舞
2 ラウロ・花の都フィレンツェへ
・ロレンツィオ・メディチの詩と舞踊
・復活祭の日に
IV アルノ河のほとり
1 ピサの一夜
・リボルノ港
・天正少年使節
・ピサの舞踏会
2 舞踊家ファブリティオ・カローゾ
・プラトリーノの荘園
・カローゾについて
・〈高貴なる女王〉の踊り
3 ピッティ宮殿
・宮殿
・「矢来での馬上試合」
V ポー河に沿って
1 朝光のピアチェンツァ
・ポー河で
・ 2 シェイクスピア劇から
・「ロメオとジュリエット」
・「十二夜」
・「空さわぎ」
あとがき・参考文献
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