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地球生命の進化は「光」というキーワード抜きには語ることができない。現在では光とは直接関係ないように見える事柄も、進化を遡ると意外にも光と密接に関わっている場合がある。また、オゾン層の破壊も、生命進化という観点から見ることによりはじめて問題の重要性が明らかとなる。光環境の変化はまた、生物進化の結果でもあり、変化した環境によりさらなる進化がひき起こされてきた。本書では「光」を合い言葉に生命の進化が語られる。そこでは、光合成生物の共生が繰り返されるダイナミックな進化のドラマが展開する一方、視物質レチナールと情報処理機構としての脳の進化に支えられた、光情報処理の精緻なメカニズムを目にすることになる。さらに進化の結果、光環境を自ら演出できるようになった生物発光の世界も垣間見る。
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