中世王朝物語全集 1

あきぎり/浅茅が露

中世王朝物語全集

取り寄せ不可

出版社
笠間書院
著者名
市古貞次 , 鈴木一雄(日本文学)
価格
5,060円(本体4,600円+税)
発行年月
1999年10月
判型
A5
ISBN
9784305400819

あきぎり(あきぎり)福田百合子[校訂・訳注]



荒れた三条邸に住む姫君と契りを結んだ三位中将だが、

妻の母や乳母の祈?によって訪れが絶えてしまう。

両親とも亡くして流浪する三条の姫君は、

密かに三位中将との間の姫君を出産。

やがて東宮に入内し、即位に伴って中宮に上る。

三位中将は失意の中に病死する。

男女の明暗の対照を鮮やかに描き出す、

新出の孤本の初の注釈書。



浅茅が露(あさぢがつゆ)



鈴木一雄 伊藤博 石埜敬子[校訂・訳注]



日月の光にも譬えられる二位中将と三位中将。

色好みの二位中将は、帝の姫君に失恋し、

失意の中、面ざしの通う姫君と方違え先で契る。

その姫君は義父の邪恋から逃れて身を隠し、

密かに二位中将の男子を出産するが、息絶える。

一方、道心あつい三位中将は、偶然、二人の形見の

男子を見出だし、しかも蘇生した姫君とも出会う。

多様な人間模様を謎解きふうの構想に織り込めた魅惑的な物語。

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