日本画壇最高の風景画家、小野竹喬の初の集大成。誕生110年に発刊
近現代の日本画壇の中で「最高の風景画家」と称されている小野竹喬は、とくに晩年にその頂点を極めた。あざやかで透明感あふれる色彩、単純化された構図の中に漂う気品は現代でも斬新な感性で我々を魅了する。 今年はその竹喬生誕110年、没後20年の記念すべき年であり、京都国立近代美術館をはじめ大規模な作品展が開催される。 この画集は、竹喬作品のうち130点余りをカラーで紹介するだけでなく、1000点を超える作品を図版で掲載、さらに落款、印章、箱書き等の資料を充実させた、文字どおりの決定版といえる。監修・序文は竹喬研究の第一人者の内山武夫(京都国立近代美術館館長)、責任編集は上薗四郎(笠岡市立竹喬美術館主任学芸員)を起用した日本美術の愛好家、研究者待望の刊行である。
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