猿のこしかけ

講談社文芸文庫

猿のこしかけ

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出版社
講談社
著者名
幸田文
価格
1,320円(本体1,200円+税)
発行年月
1999年8月
判型
文庫
ISBN
9784061976771

「あれはいったい何だったろう」かと、淡いかなしみと共に想い出しつつ、いいものだと思う娘と父の深い係わりを描く「平ったい期間」。各々手応えのある人生を感じさせた「三人のじいさん」。ほかに「葉ざくら」「晩夏」「捨てた男のよさ」など。父・露伴が逝ってからの「十年の長短」を思いはかる著者が、再び父と暮らした日々や娘時代の忘れ難い思いをまとめた「猿のこしかけ」に、同時期の5篇を加えた珠玉の随筆集。

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