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小説を語り、小説を見る「私」とは誰か。川端、谷崎、大江から町田康まで、日本の現代作家たちを読み解き、多様な眼差しの交錯するその小説空間から、「私」の視線のゆくえを追う。
目次
一つの目が見ひらかれている、小説の目が――。
I 見る「私」、見られる「私」
見えない結婚(川端康成)
Oブルー(村上龍)
読む人の発見(大江健三郎)
第三のまなざし(谷崎潤一郎・三島由紀夫・吉行淳之介)
II リアリズムとフィクション
飛ぶ男より砂の女へ(安部公房)
人間のサイズと数をめぐる考察(ダイアン・アーバス)
バルトを引くソレルス(ロラン・バルト、フィリップ・ソレルス)
オースターと自由の幻(ポール・オースター)
III 私・小説の問題
共振する「私」と世界(古井由吉)
女サイボーグの声(笙野頼子)
霊猫アラーキー(荒木経惟)
抜き身の私(車谷長吉・町田康)
小説の「私」を探して――後記
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