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近代日本における思想的展開と思想史の諸問題を制度論的視角から追求し、日本思想の制度的現実への無感覚を克服する道をさぐる哲学者の意欲的労作。
目次
一 制度論的視角と日本型思想
──序論にかえて──
付・「制度と思想」についての断想
二 民法典論争の歴史的基盤
──十一年草案まで──
一 問題接近の姿勢と方法
二 十一年草案以前の民法起草をめぐって
三 「家」の再編と家族国家思想の形成
四 民法典論争と美濃部・上杉憲法論争
一 近代的法律制度導入のもつ問題性
二 明治憲法体制の成立と強化の方向
三 民法典論争の経過と両派の主張
四 民法典論争の意味するもの
五 明治憲法の二側面と穂積・上杉憲法学の系譜
六 美濃部・上杉論争とその問題点
付・穂積八束小論
五 中江兆民『民約訳解』にみられるルソー思想のうけとり方について
──明治十四年前後における「フランス学派」の一断面──
一 中江兆民とルソー『民約論』
二 ルソー思想の受容とその対抗思想
三 『民約訳解』巻之一をめぐって
四 『民約訳解』巻之二をめぐって
付・植木枝盛の憲法論と民法論
六 加藤弘之の制度観と自然観(一)
──家族国家思想形成との関係において──
一 加藤弘之の初期の著作と天賦人権説
二 「民撰議員論争」をめぐって・加藤と大井憲太郎
七 加藤弘之の制度
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