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密室から飛び出した死体。究極の謎解きミステリィ。
コンピュータに残されたメッセージに挑む犀川助教授とお嬢様学生・萌絵。
孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季(まがたしき)。彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。偶然、島を訪れていたN大助教授・犀川創平(さいかわそうへい)と女子学生・西之園萌絵(にしのそのもえ)が、この不可思議な密室殺人に挑む。新しい形の本格ミステリィ登場。
【一番心に残った場面、言葉、】「死んでいることが本来で、生きているというのは、(中略)機械が故障しているような状態。
孤島での殺人というミステリーにはありふれたテーマながら、コンピュータなどのハイテク技術が織り込まれSFのようなテイストも含まれていてスピード感をもって読める。あっと驚くような殺人事件の真相やその手口はさることながら登場人物の心情描写や情景描写が非常に巧く読み甲斐がある。人間や世界に関して考えさせられるような登場人物のセリフも度々現れ、単純ではない人間の心理や人間の限界がよく表現されている。とてもおもしろい。
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