取り寄せ不可
世に文章の書き方、文章読本の類は数多くある。その多くが自らの文章体験を下地にした文章論(あるいは文章の書き方指南書)である。しかし、本書はそれらとは一味違った本である。それは著者が長年にわたって専門学校と大学の文章教室で教え、その中から浮かび上がってきた要点をまとめたものだからである。 従って本書の大きな特色の一つが、素人の書いた悪文の例を挙げていることである。と同時に本書では、三島由紀夫などの古典的名作から、村上春樹や鈴木光司など最新ベストセラー作家の作品までを取り上げ、良い文章の範としている。 表題の「18時間」とは、大学の講義形式にならったものである。つまり今、大学の講義は平均して年間18コマあり、講義時間は大体60分~70分。つまり、18時間勉強すれば、ほぼ大学生が1年間でマスターする程度のことは身につく、という意味である。 名文と悪文の違いが一目でわかる、これまでにない文章読本である。
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