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邪馬台国以降、古代国家はどのように確立されたか。王位を群臣推挙によって継承しながら王権を強化し、やがて「天皇」を名乗り、律令制国家として確立していった大和王権を東アジア諸関係のなかで考察する。
〈目次〉
はじめに──天皇はどこからきたか
第一章 倭国王の誕生と大和王権
一 倭・倭人・倭国王
楽浪海中倭人有り 邪馬台国以前 邪馬台国の王権
二 大和王権の成立
倭国と大和王権 前方後円墳の成立と王宮 初期大和王権の展開
三 倭の五王と「大王」
倭の五王 倭国王の冊封とその比定 大和王権の国王称号
第二章 自立する国王
一 女帝の即位
推古天皇の即位 古代の王位継承 群臣の新帝推挙と女帝
二 大陸と列島の天子
「日出処天子」と「日没処天子」 冊封関係の離脱 推古朝の外交と王権
三 大化の改新と王権
大唐帝国の強大化と東アジアの政変 乙巳の変 孝徳天皇と中大兄
第三章 天皇の誕生
一 蕃国と夷狄支配
海西の蕃国 蝦夷と隼人 斉明朝の儀礼空間
二 内外の戦争と蕃国干渉
「蝦夷国」の朝貢 百済滅亡と王位干渉 壬申の乱
三 天皇号の誕生
律令法の成立と君主号 天皇号の成立 初期の天皇と神話世界
おわりに
あとがき
主要参考文献
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