1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります
「四十年かけて、ここまで歩いてきたようなものだから、草臥れた」。ホータンに着いた日、二人はこんこんと眠った――。文化大革命の末期、1975年春、井上靖を団長とする司馬遼太郎、水上勉、庄野潤三、小田切進、福田宏年ら作家代表団が訪中した。帰国後、二人が語り合り尽くした西域への想い、それが結集した本書は、平山郁夫をして「今後も、西域を語る書として、最も感動的な名著として伝えられるとして信じている」と言わしめている。
目次
西域の山と河と砂漠 井上靖
新疆ウイグル自治区を訪ねて 司馬遼太郎
西域への夢 井上靖・司馬遼太郎
胡蝶の美または文化の移動性
西域から来た仏たち
ステップルートは金の道
中国と朝鮮と日本の塔
はるかな西域への憧れ
西域をゆく 井上靖・司馬遼太郎
河西回廊をゆく
天山山脈をこえて
ウルムチの第一夜
ウルムチの博物館で
イリと西域の川
ホータンの印象
トルファンへ行く道
西域の遺跡に立って
オアシスの都
ウィグルの民族性
西域を語る 井上靖・藤枝晃・樋口隆康・司馬遼太郎
大谷探検隊の経緯
西域出土品の行く方
大谷光瑞という人
中央アジア探検の成果
于?の都跡について
崑崙の玉と漢族
西域の漢城と回城
中央アジアの民族
日本人にとっての西域
シルクロードの商人
西域のイスラム化
砂に埋もれた遺跡
敦煌への旅 井上靖・司馬遼太郎
敦煌へ行く道
沙漠のなかの田園都市
莫高窟を観る
豊富な研究テーマ
生きた歴史の宝庫
あとがき 井上靖/司馬遼太郎
解説 平山郁夫
註
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。