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ショルの『白バラは散らず』で、多くの感動と共感を呼んだ抗ナチ学生抵抗運動「白バラ」の背景と運動を克明につづり、ナチ演説、裁判記録、文献を網羅する。
目次
序言
序論 第三帝国における学生抵抗運動の諸問題
一 ミュンヘン大学生の青春
アレクサンダー・シュモレル──ロシアへの憧憬と自由の欲求
クリストフ・プロープスト──家庭と寮
ヴィリー・グラーフ──友情とカトリック青年運動
ショル兄妹、ハンスとゾフィー──両親の家とヒトラー・ユーゲント
二 白バラの前史──一九四一年一一月から一九四二年七月まで
ミュンヘンの大学生間における友情の形成
ミュンヘン大学生たちの精神的な師
クルト・フーバー教授
三 白バラのパンフレット
パンフレットの成立
パンフレットの性格
学期の終わり
四 ロシアにおける学生中隊──一九四二年夏
五 抵抗運動の組織──一九四二年一一月及び一二月
一九四二年秋までの、ハンブルクにおける学生の反体制運動
学生運動と七月二〇日の暗殺計画者との関係
学生たちは何を欲したのか
六 学生抵抗運動の実際行動──一九四三年一月及び二月
七 一九四三年二月一八日
八 白バラの公判
二月二二日
シュモレルその他に対する公判
ミュンヘン及びハンブルクにおける白バラの最期
九 白バラの学生抵抗運動の問題性
資料集
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