近代日本政治思想の諸相

近代日本政治思想の諸相

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出版社
未来社
著者名
橋川文三
価格
4,950円(本体4,500円+税)
発行年月
1995年6月
判型
A5
ISBN
9784624300852

柳田国男等の反「近代」思想、北一輝・大川周明等の昭和超国家主義の系譜、二・二六以後の新官僚の政治思想などを体系的に論述し、近代思想の底流とその展開を明らかにする。
目次
I

反近代と近代の超克
 一 明治初年の反近代思想
 二 北一輝と柳田国男
 三 日本ロマン派から大東亜共栄圏の思想へ

明治政治思想史の一断面──「地方」の擬制と実態をめぐって

小泉三申論

柳田国男──その人間と思想
 はじめに
 一 生いたち
 二 詩と散文への道
 三 青春の屈折
 四 官吏生活
 五 民俗学の創成
 六 民俗学の世界史的意義
 七 民俗学と民族学の区別
 八 戦争のなかで
 九 日本民俗学の姿

 付 柳田国男拾遺


II

昭和超国家主義の諸相
 一 プロローグ
 二 原初のテロリスト
 三 自我の神秘──日召の場合
 四 異端のカリスマ
 五 「神秘的暗殺」
 六 北一輝の場合
 七 青年将校の場合
 八 ユトーピアと超国家
 九 予言と超国家
 十 むすび

北一輝と大川周明
 一 反逆精神の土壌
 二 『国体論』発表から中国革命へ
 三 日本主義者、大川の登場
 四 出会いから訣別まで
 五 二・二六事件前夜
 六 破局と終焉

新官僚の政治思想

戸坂潤小論


III

近代日本政治史抄
 一 維新権力の確立
 二 自由民権の激流
 三 立憲国家への歩み
 四 初期議会の激動
 五 二つの戦争の後
 六 政党と藩閥の間
 七 政党政

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