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ナチ絶滅収容所でのユダヤ人大虐殺の問題をインタビューという方法によって描いた映画『ショアー』の思想的意味を解読し徹底分析する編者たちによる座談会と関連論考などを収録。
目次
I 徹底討議/『ショアー』の衝撃 鵜飼哲×高橋哲哉×岩崎稔
なぜ、いま『ショアー』か
映画史のなかの『ショアー』
『シンドラーのリスト』の問題点
ヒューマニズムの陥穽
歴史修正主義の思想的脈絡
「歴史家論争」と『ショアー』
ホロコーストの証言は可能か
ナショナル・アイデンティティとイスラエル問題
ポーランド・東方問題
戦争の記憶と歴史認識の深まり
ホロコーストの特異性(サンギュラリテ)
ハーバーマスとドイツ的コンテクスト
語りえぬものの語りはいかにして可能か
II 『ショアー』資料集
ホロコースト、不可能な表象 クロード・ランズマン/高橋哲哉:訳
アウシュヴィッツ解放50周年 加藤周一
記憶の人間性──『ショアー』を見て思う 海老坂武
凍てついた記憶──ホロコーストの証言可能性をめぐって 上村忠男
映画『ショアー』に見る〈状況の演劇〉の現在 上村忠男
ホロコーストの〈歌〉 鵜飼哲
証言で描くユダヤ人虐殺 鵜飼哲
記憶されえぬもの 語りえぬもの(抄)──歴史と物語をめぐって 高橋哲哉
防衛機制としての物語(抄)──『シンドラーのリスト』と記憶のポリティクス 岩崎稔
アメリカ文学批評と『ショアー』
あとがき
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