人間交差点 1

小学館文庫

人間交差点

取り寄せ不可

出版社
小学館
著者名
矢島正雄 , 弘兼憲史
価格
639円(本体581円+税)
発行年月
1994年11月
判型
文庫
ISBN
9784091920119

愛と憎しみ、喜びと哀しみが織りなす無限の人間ドラマを描く珠玉の名作

▼第1話/ガラスの靴ははかない▼第2話/海の時間▼第3話/教官の雨▼第4話/ひび割れた土▼第5話/砂上の設計▼第6話/谷口五郎の退官▼第7話/黒の牧歌▼第8話/暗い傾斜 ●あらすじ/殺した男の子供を、刑務所で出産した受刑囚・松沢良子。だがそれは、殺してもなお、消しがたい恨みをぶつけるためだけに産んだ子供だった。その心をいち早く見抜いた所内医・早川は、子供を松沢の手の届かないところへ隔離する。月日が流れ、松沢の出所日が間近に迫ったある日、退官していた早川が松沢のところを訪れる(第1話)。▼海辺の宿で働く一人の女。そこで、初めて客と夜をともにする。だが、その客はただの客ではなかった。彼は、彼女が昔愛した男。この男を忘れるために、彼女はこの町に来たのだった。女を思い出さない男に、翌朝、女は男との細い絆をたどり、男に問いかける(第2話)。▼女子少年院の教官・野崎洋平には、気がかりな少女がいる。その少女の名前は菊島あけみ。彼に、月に一度は手紙を出すと約束して、1年前に仮退院した少女だ。だが、その便りも途絶えて、すでに3か月。また、元の生活に戻ってしまっているのではと危惧しつつ、野崎は歓楽街を訪ねてまわる(第3話)。

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