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〔本書の内容〕
一、本文ならびに傍注・頭注の鮮明な影印。
一、補注は現代の源氏学の立場からその注釈に対し加えた。
一、解説は各巻の内容上の特色、本文と注釈の傾向などについて編者の新見解を叙述した。
一、挿絵は江戸時代の各種の源氏物語絵入版本から集成し、中世・近世の源氏物語の鑑賞のあり方を追体験できるように配慮して、テキストとしても特色あるものとした。
寛永十七年成立、寛文十三年刊。頭注・傍注形式をはじめて用いた簡便明確な注釈書。河海抄・花鳥余情・和秘抄・弄花抄・細流抄・孟津抄・紹巴抄・万水一露など中世から近世初期にかけての注釈を要領よく引用するが特に「或抄」と題して頭注にしばしば引く正体不明の注釈は、「首書源氏」の著者自身の傍注とともに「源氏物語」を読み物として楽しく理解しようとする姿勢が貫かれていて、同じ形式を真似た「湖月抄」よりも「源氏物語」を楽しく読ませる。
本文も有朋堂文庫本・岩波文庫(旧版)・講談社学術文庫の底本になるなど、源氏物語研究史に大きな影響を与えてきた。
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