イギリス小説入門

英語・英米文学入門シリーズ

イギリス小説入門

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出版社
研究社
著者名
川口喬一
価格
2,640円(本体2,400円+税)
発行年月
1989年12月
判型
A5
ISBN
9784327375058

古今のイギリス小説のなかから、文学史的に重要な作品群を取り上げ、作品の実例を読みながら、その問題点と面白さ、手法、批評への糸口などを学ぶ。

<目次>
はじめに
 
1 小説以前の小説――バニヤンと『天路歴程』
2 日記を書く人たち――イーヴリンとピープス
3 ノンフィクションからフィクションへ――デフォーと『ロビンソン・クルーソー』
4 風刺あるいはユートピア小説――スウィフトと『ガリヴァー旅行記』
5 書簡体小説あるいは市民の倫理――リチャードソンと『パメラ』
6 ピカレスク小説あるいは喜劇的叙事詩――フィールディングと『トム・ジョーンズ』
7 反小説あるいは自伝のパロディ――スターンと『トリストラム・シャンディ』
8 ゴシック・ロマンスのさまざま――ウォルポールと『オトラントの城』
9 小説の成熟あるいは日常生活のドラマ――オースティンと『高慢と偏見』
10 ロマン派小説あるいは自己実現の夢――ブロンテ姉妹と『ジェイン・エア』
11 パノラマ小説あるいは介入する語り手――サッカレーと『虚栄の市』
12 連載小説作者あるいは教養小説――ディケンズと『大いなる遺産』
13 知的社会小説あるいは献身と自己表現――ジョージ・エリオットと『ミドルマーチ』
14 言語遊戯としての語り――ルイス・キャロルと『不思議の国のアリス』
15 芸術作品としての小説を求めて――ジェイムズと『ある夫人の肖像』
16 社会通念とセクシュアリティ――ハーディと『テス』
17 芸術家小説あるいは神話的原型――ジョイスと『若き日の芸術家の肖像』
18 新しい社会小説あるいは性的人間の登場――ロレンスと『息子と恋人』
19 意識の流れあるいは心理主義小説――ウルフと『ダロウェイ夫人』
20 カトリック小説あるいは心理的スリラー――グリーンと『情事の終わり』
21 政治小説あるいは動物寓話――オーウェルと『動物農場』
22 ニュー・ロマンスあるいは語りの戯れ――マードックと『ブラック・プリンス』
23 逆ユートピア小説あるいは現代の神話――ゴールディングと『蠅の王』
24 風俗小説あるいは女の生き方――ドラブルと『碾臼』
25 メタフィクションあるいは小説についての小説――ファウルズと『フランス副船長の女』
 
おわりに
 
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