そうべえごくらくへゆく

童心社の絵本

そうべえごくらくへゆく

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出版社
童心社
著者名
田島征彦
価格
1,650円(本体1,500円+税)
発行年月
1989年10月
判型
B4
ISBN
9784494012282

またまた地獄いきになってしまいまった軽業師のそうべえと、医者のちくあん、山伏のふっかいの3人。今度はふんにょう地獄におとされますが、えんま大王をふんにょう地獄に引きづりこんで、3人はまんまと、地獄と隣あわせの極楽に入りこみます。極楽に来られてうかれてさわぐ3人を見かねて、あみださまが注意をしますが、3人はラッパや三味線、鼓をたたいておおさわぎ。おこったあみださまにつかまって、地獄に送ってやると牢屋に入れられてしまいます。牢屋では、極楽で絵を描いた罪でつかまったという絵描きのゆきえもんと一緒になり、4人は牢屋をぬけでます。あみださまたちが花の蜜を飲んでいる宴会へ入り込んだ4人。ゆきえもんの作った美しい花の酒を飲んだあみださまたちは、愉快になってそうべえたちとおどりだして……。

『じごくのそうべえ』の続編となるシリーズ第2作。本作では、極楽を舞台に、そうべえたちが作者の分身(?)絵描きのゆきえもんとともに、掟で縛られた退屈な極楽を、愉快痛快に大暴れします。最後にはあみださまも、えんま大王も踊り出し、地獄も極楽もごっちゃになった、無礼講の大団円を迎えます。

テンポのよい関西弁の語り口調を、落語家や講談師になった気分で、ぜひ楽しんでいただきたい作品です。お父さんの読み語りにもおすすめです。

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