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酔いどれの代打屋・あぶさんを通し、悲喜こもごもの人生を描く巨篇!
▼第1話/親の意見と冷や酒は▼第2話/おれが西崎だ▼第3話/星酒▼第4話/白球の心▼第5話/新学期▼第6話/童夢▼第7話/道場破り▼第8話/さよなら南海ホークス▼第9話/福岡ダイエーホークス▼第10話/サチ子の幸 ●登場人物/景浦安武(通称あぶ。南海ホークスの選手で大酒飲み)、サチ子(あぶの妻)、桂木虎次郎(大阪・ほとけ横丁の大衆酒場「大虎」店主) ●あらすじ/88年、ホークスが南海からダイエーに譲渡され、同時に本拠地も大阪から福岡に移転することになった。50年の歴史を誇る「南海ホークス」に別れを告げるようと、大阪球場はホークスファンで埋め尽くされていた(第8話)。▼ホークスの福岡移転が決まり、大虎の面々はあぶの今後について噂していた。虎次郎はあぶが在阪球団に移籍し、大阪に残ることを望んでいたが、あぶ本人は何も言わない(第9話) ●本巻の特徴/あぶが愛し、そして誰よりも作者が愛していた「南海ホークス」。本巻では、野武士集団・南海ホークスに別れを告げ、新しい時代を迎えようとするあぶのたくましさが描かれている。
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