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『正法眼蔵随聞記』は生活の実際に即しながら、学道する人は如何にあるべきか、修行のやり方や心構えが懇切丁寧に説かれている。何よりも若き時代の道元が強烈な情熱と意志をもって自分の信ずる道を説いているので、無限の親しみと共感を覚える。2歳年上の弟子の懐奘も虚心坦懐に道元に質問しており、道元の答えをそのまま筆録したのがこの『随聞記』である。だからこそこの『随聞記』には人間道元の姿が滲みでている(まえがきより)。
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