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流亡の民・聖書の民・キリストを殺した民、ユダヤ人。紀元70年に国を失って以来、強固な民族性を保ってきた謎。ナチスの大量虐殺を頂点に、数々の迫害を受けてきた理由。マルクス、アインシュタインなど優秀な入物を輩出してきた秘密。ロスチャイルドに代表される大富豪がいる一方、極貧にあえぐ人々がいる。権力に取り入った物がいると思えば、革命家になる者もいる。毀誉褒貶のはげしいユダヤ人の謎を歴史をたどりながら解明する。
儀式殺人――儀式殺人とは、ユダヤ人はキリスト教徒の血を儀式用に使っているという非難である。すなわち、1人のキリスト教徒がいなくなるとする。すると、ユダヤ人が彼を誘拐し、拷問し、イエスをあざ笑って十字架にかけ、その後そのキリスト教徒の血を抜いて近所のユダヤ教徒にくばる。すると近所ではそれを過越の祝い(ペサハ)の種なしパン(マッツオート)の用意のために使う、というのである。一方、そのキリスト教徒は殉教したということで聖者になり、「罪を犯した」ユダヤ人たちは虐殺され、また財産も没収された。ユダヤ人に対するこのような根も葉もないでっち上げは13世紀末、とくにひんぱんに行なわれた。――本書より
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