"■ 出版社 : 現代社 ( 在庫あり ) 定価 本体 : 1,500円 ( 税別 ) ■
本書は、惜しまれながら若くして永逝した医学者、故・細川宏博士(元 東京大学医学部教授・解剖学)が、2年間にわたる死への病床で綴った詩を編纂した遺稿集である。
癌との苦惨な戦いのなかで臨終の間際まで書きつづけられた詩の数々には、自分自身の苦痛を科学者として眺める冷静な眼が貫かれているが、そこにはまた、病床に届けられた花々に寄せるしなやかなまなざしと、最後まで失われることのなかったユーモアと他者への思いやりとが脈々と流れつづけている。
病者の世界を、病者の秘め持つ心象を、そして医のありようの根元を、最後の生命力を振り絞って語りかける、このあくまで真摯な著者の詩は、発売以来、各界で絶賛されつづけている。"
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