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西欧文化の輸入に頼り、「いかに知るか」ではなく、「何を知るか」だけが重んじられてきた日本では、問題解決のための論理はいつも背後に退けられてきた。本書は、「なぜ」という問いかけから始まり、仮説を経験的事実の裏づけで、いかに検証していくかの道筋を提示していく。情報洪水のなかで、知的創造はいかにしたら可能なのだろうか。著者みずからの体験をとおして語る画期的な理論構築法が誕生した。(講談社現代新書)
読み継がれて35年
知的創造の技術を
実体験から語ったロングセラー!
知的創造とは何か
それは情報洪水のなかで、いかにしたら可能になるのか。
「われわれは、科学における知的生産のための基本的なルールを、
常識として、手に入れる必要があるのではないか。
そして大学教育においても既成の知識の獲得よりは、
むしろ新しい知識を自ら生み出す方法の訓練に、重点を置かなくてはならないのではないか。
このような知的生産の時代をわが国によびおこすため、
この書物が少しでも役に立てば、筆者としてこれに勝る喜びはない」(あとがきより)
【目 次】
1 方法論への道 知的創造とは何か
2 問題をどうたてるか
3 理論と経験とをつなぐ
4 科学的説明とは何か
5 数量的研究の方法
6 全体像をどうつかむか
7 現場の体験の生かし方
8 ジャーナリズムに学ぶ
9 方法論の一般理論へ 創造にむかって
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