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人のこころのたどるはるかな旅路には、立ち向かわなければならない嵐があり、越えなければならない多くもの峠がある。ひろい視野をもつ体験ゆたかな一精神科医が、あたたかい筆致で人のこころの一代を語る不朽の名著。
【目次】
第1章 人生への出発
はじめに
人生への出発
出会いの始まり
適応ということ
人生の諸段階
第2章 人間らしさの獲得
人間らしさの発達図式
運動と感覚
あそび
ことば
社会性
感情生活
第3章 三つ子の魂
反抗と自立
自我の分化
前学齢期の発達図式
性の分化
社会化の問題
第4章 ホモ・ディスケンス
学ぶということ
日本の学童
あそびとあそび友だち
学齢期における過程の役割
学齢期の発達図式
小児期の問題行動について
第5章 人間性の開花
「青年学」について
自己との対面
自意識の発達
こころの飛躍
こころの友を求めて
反抗と憎悪
アイデンティティの問題
価値と世界観の探求
第6章 人生本番への関所
職業の選択
アルバイトについて
恋するこころ
配偶者の選択
青年と親の関係
第7章 はたらきざかり
壮年期の長さについて
生み出すこと
子どもと家庭
しごとについて
人生の旅路なかばに
第8章 人生の秋
老年学について
老いの自覚
隠退について
統合と知恵
「エポケー」の必要
新しい生きかたの工夫
老いと時間
第三のコペルニクス的転回
第9章 病について
苦痛というもの
医学における苦痛の問題
苦痛と苦悩
苦痛と自我
病とこころ
病を伴う不安について
第10章 旅の終り
老年について
老いのこころ
恍惚恐怖について
死に行く人への「精神療法」
死について
旅をかえりみて
引用文献
あとがき
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