出版社よりお取り寄せ(通常3日~20日で出荷)
※20日以内での商品確保が難しい場合、キャンセルさせて頂きます
京都で小説を書き続けた二人の作家のなにげない日々。
『利休にたずねよ』を著し、2014年に早逝した京都ゆかりの歴史小説家・山本兼一。彼の妻にして児童書作家・文筆家の山本英子さんが、亡き夫のおもかげを語り、山本兼一と自身の人生を綴ったエッセイ集。
本書の前半では、10年前に亡くなった夫・山本兼一さんが残した取材ノートや手帳を改めて紐解き、自身の記憶を重ねて夫のありし日が語られます。後半になると、次第に内容の主軸が英子さん自身に移り、自身の思い出に残る本や児童書を書くきっかけとなったエピソード、夫への葛藤などが織り交ざったライフストーリーが展開していきます。
「道に迷いそうになったら、日本を探して歩くといい」と語り、この世を去る直前まで物語を書き続けた作家・山本兼一。
子どもたちに、自分のなかの「好き」を大事にして人生を歩んでほしいと想って筆をとった山本英子。
職業作家としての道を歩み、悲喜交々の暮らしのなかでひたむきに楽しく物語を書き続ける二人の日々が、私たちの日常の足跡と重なり、好きなこと、自分のやりたいことを見つめるきっかけを与えてくれるような一冊です。
本書を刊行する2024年は、山本兼一さん没後10年です。
【山本兼一さんの経歴と主な著書】
1999年『弾正の鷹』で小説NON創刊150号記念短編時代小説賞佳作。
2004年『火天の城』で第11回松本清張賞を受賞。
2009年『利休にたずねよ』で第140回直木三十五賞を受賞。
2012年第30回京都府文化賞功労賞受賞。
2014年逝去。
◆主な作品
『白鷹伝 戦国秘録』
『信長死すべし』
『千両花嫁 とびきり屋見立て帖』
『いっしん虎徹』
『狂い咲き正宗』など
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。