九州真宗の社会と文化

筑紫女学園大学人間文化研究所叢書

九州真宗の社会と文化

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出版社
法蔵館
著者名
中川正法 , 小林知美 , 岡村喜史
価格
7,700円(本体7,000円+税)
発行年月
2024年3月
判型
A5
ISBN
9784831879288

北部九州の真宗の歩みはどのようなものだったのか。
地域における教化伝道の拠点として、地域文化財の収集・保存や地域社会の課題に取り組んできた北部九州寺院の歩みと活動、明治・幕末期における動向を、博多萬行寺に伝えられた多くの初公開史料などから描き出す。さらに、史料の活用方法への提言、新出史料の翻刻などを掲載。

【目次】
・総論(中川正法)
第一部 北部九州の真宗
・九州への真宗の伝播と展開―北部九州を中心に(草野顕之)
・熊本北部真宗寺院の顕如「御書」とその「縁起」「講」について(松本英祥)
・妙徳寺筑紫大忍の鹿児島布教(奥本武裕)
・筑前共愛会憲法草案を起草した大塩操(旧名・和田玄遵)について―ある真宗僧侶と自由民権運動(石瀧豊美)
第二部 博多萬行寺―歴史と文化財
・博多萬行寺の成立と展開(岡村喜史)
・「触頭諸役目留帳」からみる福岡藩の寺院統制(八嶋義之)
・萬行寺所蔵仙人図をめぐって―近世絵画史における劉俊受容の軌跡(小林知美)
・幕末維新期における福岡真宗教団の動向についての一考察―萬行寺七里恒順の排耶と護法を中心に(鷺山智英)
・九州真宗の私塾と龍華教校(菊川一道)
・『梅霖新談』の史料的価値―真宗僧恒順と福沢諭吉との対談(木本拓哉)
・七里恒順と博多柳町婦人教会(中西直樹)
第三部 史料の活用と翻刻
・品照寺文化財調査と、その活用に関して(大石大哲)
・龍華教校 入校生名簿について(金見倫吾)
・咸宜園と龍華教校の門下生比較―『龍華教校入校生名簿』翻刻を活用して(渡辺みか)
・真宗寺院文化財資料のデジタル活用にむけて(宮原由橘菜)
・『触頭諸役目留帳』翻刻(八嶋義之)
・萬行寺本『梅霖新談』翻刻(木本拓哉)
・龍華孤児院月報の翻刻と解説(金見倫吾)
・博多萬行寺龍華孤児院の明治大正期新聞記事(田鍋隆男)

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